沼津市、明電舎、日産自動車、電気自動車を活用し持続可能なまちづくりの実現に向け共創

  • 静岡県沼津市と、株式会社明電舎、日産自動車株式会社、静岡日産自動車株式会社および日産プリンス静岡販売株式会社の5者は、6日、電気自動車(EV)の普及促進及び活用を通じて、沼津市内における脱炭素社会の実現に向けて、環境に優しく災害に強いまちづくりを目指す、「電気自動車を活用した持続可能なまちづくりに関する包括連携協定」を締結しました。

  • 【協定締結の背景】

    沼津市は、脱炭素社会の実現を目指す、「ゼロカーボンシティNUMAZU2050」を表明し、SDGsの推進など環境に配慮した取り組みを積極的に推進しています。また、持続可能で強靱なまちづくりに向け、防災・災害対策に積極的に取り組んでいます。今後も、環境に配慮し、災害時には非常用電源となるEVの普及促進に向けて、補助金などのEV導入支援やイベント等を通じたEV活用のPRを進めていきます。

    明電舎は、より豊かで住みよい未来社会の実現に向けて、新しい技術と価値の創造にチャレンジし続けるという企業理念の下、日産サクラやノートe-POWERのモーター、インバータ一体型のユニットなど、小型・軽量化された高品質な商品の開発、提供などを行っています。また、沼津市内にある明電舎沼津事業所と沼津市は、今年8月、災害時に移動電源車の供給を行う協定を締結しており、沼津市を代表する企業として、地域に根差した活動を推進しています。

    日産自動車は、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、エネルギーマネジメント、サーキュラーエコノミー、サステナブルツーリズム、地域交通、次世代教育を通じ、脱炭素化、強靭化(災害対策)の実現により社会変革を促す、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を国内の販売会社と共に推進しています。EVの普及によるゼロ・エミッション社会構築を目指し、SDGsの達成や地域社会の発展に貢献するため、全国の自治体・企業の皆さまと連携しています。

    脱炭素化や強靱化の実現を目指す沼津市、より豊かで住みよい未来社会の実現を目指す明電舎が日産の「ブルー・スイッチ」に賛同し、本協定を締結する運びとなりました。

  • 沼津市、明電舎、日産自動車、静岡日産自動車および日産プリンス静岡販売は、EVの積極的な活用により脱炭素社会を推進し、環境・防災・エネルギーマネジメント・観光など、本協定締結に基づく様々な取り組みを行います。今後も、沼津市が目指す脱炭素社会の実現、ゼロ・エミッション社会の先にある美しい自然環境の保全、強靭で持続可能なまちづくりに向け、共創してまいります。

主な取り組み

静岡市の「SDGs」宣言に登録

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  • 弊社本社の所在地である静岡市が推進している「SDGs宣言」活動に賛同し、宣言の登録を致しました。

    持続可能なまちづくりに向けて、日産販売店として、電動車(EV・e-POWER)およびサポカーの普及促進に努め、CO2排出量と交通事故の低減に寄与してまいります。

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環境問題への取り組み

日産自動車の環境理念「人とクルマと自然の共生」のもと、カーボンニュートラルを実現するべく、電気自動車(EV)、電動車(e-POWER)の普及促進に努め、CO2排出量の低減に取り組んでまいります。

環境負荷低減の取り組みとして「日産グリーンショップ」活動を行っております。ISO14001に準じた独自の環境マネジメントシステムで、環境の担当・統括責任者を配置し、確立された責任体制のなかで、使用済みの自動車や廃棄物の適正処理および環境設備管理をはじめとした省エネルギー活動、お客さまへの環境保全PR等を行っております。

また日産自動車協力のもと、地域の小学生向けに環境についての出張授業「日産わくわくエコスクール」を開催しております。将来を担う児童のみなさんに地球環境問題と自動車産業の環境技術の取り組みを伝えることで、環境意識を育てることを目的としております。

安心・安全な社会への取り組み

日産車がかかわる交通事故の死者数を実質ゼロにする「ゼロ・フェイタリティ」実現に向け、事故そのものを減らすため、先進安全技術(「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」等)搭載車の普及に努めてまいります。

静岡県警察や日本自動車販売連合会静岡県支部などの自治体や関連団体、他業種と協業し、先進安全技術を体感いただく「サポカー体験会」を開催しております。より広くの皆さまに先進安全技術を認知して頂けるよう取り組んでおります。

また、お身体が不自由な方のための福祉車両の推進や車いす用の駐車スペースの設置など、多くの方が外出できる機会を創出するよう取り組んでおります。

  • 360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)について (例:セレナ)

    ■前方運転支援

     ・プロパイロット ・インテリジェント エマージェンシーブレーキ ・インテリジェント FCW(前方衝突予測警報) ・インテリジェント DA(ふらつき警報) ・先⾏⾞発進お知らせ 等

    ■側方運転支援

     ・インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)+LDW(車線逸脱警報) ・インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)+BSW(後側方車両検知警報)

    ■後方、駐車時

     ・RCTA(後退時車両検知警報) ・インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付) ・踏み間違い衝突防止アシスト 等

地域支援の取り組み

自治体や関連団体、他業種との協業イベントを通じ、持続可能なまちづくりのための課題解決に努めてまいります。

災害などによる停電の備えとして、EVから電気を給電するためのポータブル設備の保有や、V2H(Vehicle to Home)を活用したBCP対策の促進などにも取り組んでおります。

また、子供110番の店活動の促進やAEDの設置など、地域の安全に貢献しております。

ダイバーシティ(多様性)推進への取り組み

日産自動車が推進するダイバーシティ&インクルージョンの理念のもと、国籍、文化、年齢、性別、障がい、学歴、仕事歴、ライフスタイルなど様々な背景を持つ多様な人財が個々の能力を最大限発揮し、全社員が活き活きと働ける職場環境を目指してまいります。

留学生の採用や障がい者雇用の促進、整備士を目指す学生さんへの出張授業や奨学金制度の実施など、ダイバーシティ&インクルージョンを活かせる取り組みをしております。

また、従業員が「仕事」と「育児」の両立ができる環境づくりの一環として、育児休業規程の見直し・改定を実施。出生時育児休業(産後パパ育休)の制定など、従業員が長期的に勤務できる環境整備に努めております。